平ヶ岳の玉子石とは?

平ヶ岳と言ったら「玉子石」と答えが返ってくる人は、登山を趣味にしている可能性が高い。玉子石は石の台座に乗った自然が作り出したまさに芸術である。平ヶ岳の九合目(標高2,000m)付近にこの玉子石はその向こう側に点在する池塘群を守るかのようにどっしりと腰を下ろしている。高さは台座を含めて2m30cm~2m50cmであり、そう簡単には台座から転げ落ちることはないと勝手に想像している。あと少なくとも10年は人の手を加えることなく風化に耐えてほしいものである。平ヶ岳(標高2,141m)は日本百名山の一つで、登山家としても知られる皇太子殿下も、昭和61年10月にこの玉子石をご覧になるために登られている。ただし、鷹巣からではなく、中ノ岐林道コースから登り鷹巣へ下山している。中ノ岐林道コースを別名、皇太子コースといい、3時間程度で山頂に到達することが出来る。現在この登山道を利用するためには、登山道に通じる林道の入口ゲートの施錠を管理している銀山平の民宿に宿泊しなければならない。
①檜枝岐村・民宿泊まり7:30出発
②鷹巣駐車場 8:10着
③平ヶ岳登山口 8:30着
④下台倉山 11:00着
⑤台倉山 13:00着
⑥台倉清水 13:20着
⑦白沢清水 14:30着
⑧池ノ岳 15:35着
⑨テント場 15:45着

前日は鷹巣周辺の民宿が予約できなかったため、南会津にある檜枝岐村の民宿に宿泊した。当日、鷹巣へ着いたときには、朝8時を回っていたこともあり、駐車場が満杯で100mほど離れた路肩に車を止めた。やはり人気のある山であるため、早朝6時前から入山している方が多い。その場合は車中泊、もしくは鷹巣周辺の民宿泊まりとなる。キャンピングカーでもあれば別だが、慣れていないこともあり、車中泊だけは避けたいと考えた。日帰りで日没までに下山するためには朝6時前から登り始めるしかない。登り始めが8時以降の場合は山頂付近でテント泊をすることになる。今回は無謀にもテント泊を選んだ。本格的な登山を始めたばかりなのに2,000m級の山に登り、山頂付近でテント泊とは無茶としか言いようがない。登り始めてから下台倉山までの工程がかなりきつい。痩せ尾根が続き、急な登り下りを何度か繰り返し、下台倉山からはようやくなだらかな登山コースとなる。9月中旬ということもあり紅葉は始まったばかりであった。テント、食料、着替えなどを詰め込んだザックは容量65リットル、重量20kg以上になっていた。登りの標準時間が6~7時間程度であるが、ザックが重くて思うように前に進まないため、このままでは8時間を超えてしまうであろうと思われた。これが日帰りであれば途中で引き返していただろう。ルートの途中に台倉清水、白沢清水があり、残念ながら清水はともに枯渇していて、水の確保は山頂にある水場に期待するしかなかった。池ノ岳山頂で迎えてくれるのが姫ノ池である。テラスが整備されており、姫ノ池を眺めながら休息を取ることが出来る。そこから、少し下ると九合目付近のテント場に到着する。この日は4張りのテントであった。たぶん10~15張りが限界であると思われる。前泊の方に前日は10張り程度が張られていたと聞いた。テント場に着いて、まずは不慣れな手付きでテントを張り、ガスコンロでお湯を沸かし、コーヒーを啜る。雄大な自然の中で、日常生活からかけ離れた大パノラマを眺めながらコーヒーを味わうことがこの登山の目的でもある。水場を確認し、なんとか水が確保できたため、まずは一安心である。テントで着替

健康・スポーツ
2009/12/07 10:23