尾瀬の大自然と再会!昨年は3回尾瀬ヶ原に足を運んだわけだが、残念なことに6月の水芭蕉の時期に行けなかった。そんなわけで、今年は6月中旬に水芭蕉を観賞するために尾瀬へ足を運んだ。6月上旬から中旬には水芭蕉、7月中旬にはニッコウキスゲというユリ科の黄色の可憐な花、9月上旬にはサワギキョウという紫色が鮮やかな花が見頃を迎える。四季折々の尾瀬を堪能することで、尾瀬への愛着がますます深まる。今回は、テニス仲間3人で尾瀬ヶ原に足を踏み入れた。昨年は5人で行ったのだが、さすがに歩き疲れたのか今年の希望者は少なかった。
新潟を朝4時半に出発した。小出~奥只見を経由して御池(みいけ)からシャトルバスで沼山峠へ向い、尾瀬沼、尾瀬ヶ原、燧(ひうち)裏林道を通り、御池へ戻る周回コースを選んだ。日本百名山の一つである燧ヶ岳をぐるりと一周するコースである。
①新潟 4:30出発
②小出インター 6:00着
③御池駐車場 7:40着(8:00発)
④沼山峠 8:30着(シャトルバス)
⑤尾瀬沼 10:00着
⑥沼尻平 11:00着
⑦見晴(みはらし)12:30着
⑧竜宮 13:30着
⑨東電小屋 14:30着
⑩御池駐車場 17:30着
⑪白銀の湯 19:10着
⑫新潟 21:30着
奥只見シルバーラインを通り、銀山平を経由し、奥只見湖沿いの国道352号線から御池に入るルートを慎重に車で進んだ。奥只見湖沿いのルートは、2日前に冬季交通規制が解除されたばかりで、崖崩れや落石に遭わないように道路脇の斜面を見ながらの走行となった。ところどころ、土砂崩れがあった箇所はほんの数日前に修復されたようなありさまである。路肩にはあちこちに直径5cm~10cmの小さな落石が転がっていた。
予定よりも20分ほど早く午前7時40分に御池に到着した。御池から沼山峠までは10~15分間隔でバスが発車していた。地元の観光会社も今が稼ぎ時である。御池の駐車場で準備を入念に行い、御池からシャトルバスに乗車した。沼山峠までは25分ほどである。沼山峠でさらに準備を整え、午前9時に登山口から登り始めた。ゆるやかな登りが、20~30分ほど続く。沼山峠の途中から尾瀬沼までは予想していたとおりの渋滞である。気持ちは前に進むが実際にはなかなか前に進めない状態が20分ほど続いた。沼山峠方向からの尾瀬沼は、左周りと右周りでは周回時間が異なるが、今回は時間を短縮するため、泣く泣く右周りのコースを選択した。本来は左周りの方が尾瀬沼の背後に燧ヶ岳が一望出来て景色がよいのだが時間との戦いであるため断念した。沼尻休憩所で15分ほど休憩し、鋭気を養った。沼尻平から見晴までは、林道の中をもくもくと歩く。ようやく見晴に到着し、長蔵小屋で昼食を取った。あまりの暑さにビールで喉を潤さずにはいられなかった。長蔵小屋のオーナーは尾瀬を紹介する雑誌などでモデルとして登場する人物でひげ面の気さくなおじ様である。40分ほど休憩を取り、その後、尾瀬ヶ原の途中の竜宮まで歩き、東電小屋経由で、尾瀬ヶ原を半周した。この梅雨の時期にしては雨があまり降っていないようで、湿原の状態はあまりよい状態とは言えなかった。東電小屋を過ぎると燧裏林道を御池までひたすら歩く。途中、沢がいくつもあり、冷たい雪解け水を手ですくい、息を整えた。午前9時に沼山峠を出発し、御池に戻ったのは午後5時半である。その後、銀山平にある白銀の湯で汗を流して帰路に着いた。休憩を省くと正味7時間ほどは歩いたことになる。万歩計も36,000歩を超え、26kmの歩行距離を刻んでいた。中学生の頃、学校のグランドから弥彦神社までを歩く30km遠足という年中行事があり、まさにそれ以来の歩行距離である。連れの二人には歩行距離を伝えずに出発したこともあり、疲れ切った表情をしていた。あまりの荒修行に途中で泣き出したかったと感想を漏らしていた。来年のこの尾瀬ツアーには参加者が一人もいないかもしれないという思いが過ぎった。あまりにも過酷なトレッキングツアーを敢行したことに少し後悔の念を感じたほどである。